みなさんは、毎年よく耳にする「黄砂」と「PM2.5」の違いを説明できますか?
意外と言葉で説明するというのは難しいですよね。
似ているようですが、2つは異なる物質です。
発生源や、それによる被害などの違いをしっかりと理解したうえで、対策を行いましょう!
黄砂とPM2.5の違いとは
「黄砂」とは
中国にある砂漠などといった、乾燥した地域よりもたらされる砂や、鉱物粒子のことを指します。
舞い上がった黄砂は、偏西風により中国東部・朝鮮半島・日本などに飛来します。
シーズンは2月~5月といった春頃がピークですが、秋にもよく発生します。
反対に、雨の多い夏や雪の多い冬には発生しません。
粒子の大きさは、およそ0.5~5μm(マイクロメートル)です。
日本気象協会が、黄砂の予報をサイトで公開していますので、こちらから情報を確認するのがおすすめです!
Tenki.jp 黄砂予測「PM2.5」とは
大気に浮遊する2.5μm以下の非常に小さな粒子状物質の総称のことを指します。
PMとは“Particulate Matter”(粒子状物質)の略称です。
黄砂と異なる点は、PM2.5は汚染物質として認識されるという点です。
そのため、季節性はなく、1年中発生します。
しかし、PM2.5はあくまでも大きさの問題であるため、黄砂でも小さいものはPM2.5に含まれます。ですので、10μm以下のものは、「PM10」と呼びます。
発生源として、人間の活動(燃焼による煙や排気ガス、工場や建設現場で生じる粉塵など)によるもの、そして自然(黄砂や森林火災)によるものが挙げられます。
人間の毛髪、花粉、黄砂、PM2.5の大きさを比べると下記のようになります。
日本でのPM2.5の環境基準(環境基本法に基づいた、人の健康を保護する上で維持されることが望ましい基準)は 「1年平均値が、1㎥あたり 15μg以下であり、かつ、1日平均値が1㎥あたり35μg以下であること」とされています。
つまり、「1日平均35μg/㎥」が基準と言えるでしょう。
この基準を超えると、直ちに健康に被害が及ぶというわけではありませんが、人体に与える影響を考えたとき、PM2.5の濃度に気を付けなければなりません。
同じく日本気象協会が、PM2.5の予報をサイトで公開していますので、こちらから情報を確認するのがおすすめです!
Tenki.jp PM2.5予測どのような環境被害をもたらすのか
では、それぞれどのような被害をもたらすのでしょうか?
<黄砂>
-
交通への影響
視界が悪くなることで、交通への障害が発生
黄砂が積もるなどの車両への被害 -
農作物への影響
褐色雲とよばれる雲を作ることにより、太陽光が遮られ、農作物に悪影響を及ぼす
農作物へ降り積もることによる被害(日本ではあまりない)
<PM2.5>
-
気候への影響
PM2.5が高濃度の場所では、太陽光が散乱し、地上まで十分な光が届かない -
経済への影響
PM2.5をはじめとする大気汚染により、多大な経済損失を生む(人々への健康被害により間接的に影響)
健康被害の違い
黄砂とPM2.5では、もたらされる健康被害やその症状に違いはあるのでしょうか?見比べてみましょう。
<黄砂>
- 鼻水やくしゃみ、目のかゆみや結膜炎などのアレルギー症状
- 喘息や気管支炎など、呼吸器系疾患
- 心筋梗塞などの循環器系疾患
<PM2.5>
- 喘息や気管支炎などの呼吸器系疾患
- 不整脈などの循環器系疾患
- 肌荒れや蕁麻疹などの皮膚疾患
- 肺がんリスクを高める(PHAという発がん性物質が含まれている可能性があるため)
など
加えてアジュバント効果にも気を付けなければなりません⚠
アジュバント効果とは
PM2.5や黄砂が花粉と同時に人体に取り込まれる
↓
体内でアレルギーを引き起こす抗体の生成が促進(抗体増加)
結果:アレルギー症状が悪化
することです。
人によっては、重い症状を引き起こしてしまうこともあるので、十分な対策を取りましょう。
有効な対策
黄砂もPM2.5も、それぞれ人体に健康被害を及ぼすことが分かりました。
では、どのような対策が有効だといえるのでしょうか?
対策としては、黄砂もPM2.5も同様のことが有効だとされています。
具体例:
- ✓ 不要不急の外出を避ける
- ✓ 帰宅時、玄関に入る前に服や髪をはたいて黄砂を出来る限り払い落してから室内へ
- ✓ 手洗い・うがい・洗顔を行う
- ✓ 空気清浄機の利用
- ✓ 大量の吸い込みを避けるため、激しい運動を控える
- ✓ 黄砂がひどい時には洗濯物を外干しない
- ✓ 換気は最小限にし、換気扇の掃除もこまめに行う
- ✓ 就寝中に空気中を舞う黄砂が床へ落ちてくるため、朝一番に掃除機や水拭き掃除で黄砂を取り除く
これらを対策として行うことができます。
さらには、眼鏡をかけたり、マスクを使用したりすることで、人体への侵入をある程度防ぐことが可能です。
マスクを選ぶ際には、花粉対策マスクではなく、より細かな粒子をブロックできるウイルス対策用マスクがおすすめです。 目安としてPFE(微小粒子補修効率)試験で95%以上を獲得しているものが良いでしょう。
まとめ
今回は、黄砂とPM2.5の違いから、対策方法までをご紹介しました。
いつ被害が拡大するのか、特にPM2.5は動向が読めないため、常に対策をとれるよう、正しい情報を頭に入れておきましょう!
また、当社でも扱っているマスクは、全て捕集効率試験品質基準を満たしていますので、ご購入の際に参考にしてみてくださいね!
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